上映の前に、株式会社広島マツダの松田哲也さんから講演をいただきました。広島の地で、ディーラーとして誕生し80年……。
8月6日は戦後78年となる日。松田さんは広島で行われる平和祈念式にも参加されるということで、お忙しいなかでお話を聞かせてくださいました。
1920年に、現在のマツダ株式会社の前身である東洋コルク工業が創業。
1933年には、広島マツダが開業します。
1945年8月6日8時15分、広島県へ原爆が投下され、広島マツダの社長をはじめ、全従業員が命を落とします。
その後、わずか4か月で3輪トラックの生産を再開。1949年には、3輪トラックの輸出も再開しました。
「3輪トラック、原爆、ロータリー搭載車、オイルショック……
革新とピンチ、そして復興の連続のなかで、
つねに広島の経済・人々・街とともに歩んでまいりました」
松田さんは言います。
広島に恩返しがしたい。
2016年、広島平和記念公園のすぐ横に建つ「おりづるタワー」がオープン。
広島の人々がつくりあげてきた復興、人のやさしさ、未来を感じる場所として、現在の広島を象徴するような人気スポットとなっています。
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いよいよ映画「ひろしま」の上映。
主役の月丘夢路さんが、当時の「ひろしま」の出演をふりかえる映像とともに鑑賞をしました。
上映を終えて、ご来場のみなさまの感想を一部ご紹介します。
・原爆当時の様子をここまで見ることがなかったので、改めてむごいことだと思いましたし、こんな思いをもう誰にもさせたくないなと思いました。
・資料館などで絵や写真は見て来ましたが……ここまでの臨場感は読み取れなかったです。とてもリアルで細かに表現されていて大事に制作されたのを感じました。映画の表現力が素晴らしいと思いました。
・広島にある「原爆資料館」にて原爆投下の悲惨さを知り涙をながしていました。絶対目を背けず原爆の恐ろしさを世界の方々に観ていただきたい。どうして今まで公開できなかったのか!
最後に、カーネーションズの黒川周子がマイクを持ちました。
「ひとつの主義主張をうったえたくて、この場をもったわけではありません。この映画『ひろしま』を人類として観て、感じるものがあると思ったからです。
隣にいるひとに親切に、幸せな世界をみんなで望んでつくっていきたい……という気持ちをシェアできればと思います。
わたしにも、広島や長崎をはじめとした日本中、アメリカ・イギリスなど世界中に友だちがいます。映画のシーンにもあった、草木の芽吹きを喜ぶ人間の美しさ、草木の強さや清らかさを、仲間とともに次の世代に広げていくことが大切なのではと考えています」
こうして、上映会は幕を閉じました。
ご参加いただきましたみなさま、会場には来れずとも心を寄せてくださったみなさま、ありがとうございました。