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13年目のふくしま

東日本大震災発生から丸12年が経ちます。カーネーションズとしての活動も、13年目となりました。交流を続けてきた福島県相馬市の方々にとっても、大切な節目の年です。

私どもカーネーションズは再び相馬を訪れ、たくさんの再会を果たし、多くの笑顔に触れさせていただきました。

今回はすこし趣を変えて、皆様の笑顔と、相馬のいまを伝える写真の数々をご覧いただきたいと思います。続く、今後のシリーズ数回では「現地の声」のインタビューを掲載させていただきます。ぜひご高覧いただけましたら嬉しいです。

カーネーションズ 青木チエ

古舘美樹

黒川周子




この旅で、たくさん美味しいものをいただきました(おかわりをしたメンバーも……!)。それは、相馬のみなさんの努力によって、取り戻したものでもあります。再建と再生の味を、ご一緒に。


一からすべてを再建された「お食事処 たこ八」も復活し、連日お客さんで大にぎわい


「たこ八」に隣接する海鮮市場「カネヨ水産」では、福島産・相馬産の魚介がずらりと並ぶように

なっていました。美味しそうな干物をいくつかお土産に


「たこ八」の『松浦御膳』。相馬原釜産ホッキ飯とお刺身、相馬松川浦産の青のりの天ぷらなど、

地元の味がたっぷりと楽しめます



「青のりってね、黒い海苔とは違うんだよ」とは、案内してくれた小泉ひとみさん。

たしかに香り高くて、滋味深い味わいでした



「道の駅そうま」で出合った“殿様ソフト”。相馬藩第34代相馬行胤(みちたね)氏が営む牧場から取り寄せた牛乳とヨーグルトで作ったフルーツパフェをいただきました(季節限定)。

相馬産のいちごとフレッシュなソフトとヨーグルトが相まって、唸る一品でした



伊達市霊山地区で美味しいソフトクリームとアイスクリームを出す「まきばのジャージー」。

店主の片平さんがソフト&アイス(ピスタチオ)を作ってくれました。

どちらも濃厚で手作りならではのきめ細かなお味……!



ずっと変わらないのは、人と人との縁。この12年間、カーネーションズが心を寄せてきた方々との嬉しい再会を果たしました。




「たこ八」の女将・小野さん。お昼時のお忙しいなかで、再会を喜んでくださいました



カーネーションズが震災後に仮設住宅で出会った阿部さん夫妻。8年前にご自宅を再建し、お元気に暮らしておられました。「次は、うちに泊まりに来てくださいね」とおっしゃっていただきました



玉野地区の区長・髙村武志さんにこの12年の玉野について、お話を。

震災当時、なかなか支援が届かずにいた玉野を守り続けた髙村さんの言葉がずっしりと響きました



お世話になった大橋工業・大橋芳広さんにもお会いできました(写真中央・大橋社長、左・すべてコーディネートしてくださった小泉ひとみさん、右・カーネーションズ 黒川)​​。

山菜やトウモロコシ、たくさんの相馬の美味しい食を教えてくださったのも大橋さん



副霊山地区の土屋さんご夫妻。自作の“ツリーハウス”の前でこのポーズ。お孫さんのために遊具をつくるのが趣味で、敷地内には大人の心もくすぐるセルフビルドの小屋がたくさんありました



土屋さんの奥様が小物を作ったり集めるのが趣味で、作品を鑑賞できる小屋も。

「人生面白いですよ。毎朝、起きるのが楽しみで」と土屋さんの前向きな言葉に、はっとする




景色・思い出

相馬のいまと、12年間を感じる景色。カーネーションズがこれまでに応援させていただいた思い出の場所へ、ふたたび訪れました。




相馬港・松川浦。美しい入り江となっていて、海苔の養殖が盛んな場所



磯部地区の小学校へ。ここでのエピソードは改めて「現地の声」でお話させてください



磯辺地区・手ノ沢湖にて、白鳥や水鳥に遭遇。数が多い……! 子どもたちも大興奮の様子でした



相馬市玉野町へ。海側から山間部に入ると、雪が残っていた。

山菜や野菜、美しい花々が芽吹くのを待ちわびて



カーネーションズの思い出の地「玉野小学校」へ



青木チエがみなさんに挨拶をした校庭から見た玉野小学校(カーネーションズ・活動報告より)。

いまは静かに次の出番を待っています



2019年に発生し、相馬に大きな被害をもたらした台風の爪痕もあちらこちらに見られました



「手打ちそば処ふくしまや」の近隣も台風による爪痕が残る。店舗は復旧作業が進み、

3月にリニューアルオープンされました



相馬家代々の氏神として、相馬地方の総鎮守として崇められてきた相馬中村神社へ。伝統行事

「相馬野馬追」の出陣式が行われることでも知られる。境内を掃除されていた方に

「このあたりの桜は見事ですので、またぜひお見えください」と言っていただきました



さらに丘を登り「相馬神社」へ。2022年に起こった震度5の地震の被害が残っていました。「そろそろ

直さなくちゃとは思うんですが、石屋さんがどこもひっぱりだこでつかまらないんです」と神主さん



丘の上からの景色。広場で遊んでいるのは中学生でしょうか。

曇っていた空が、気がつくと明るくなっていました



(写真・キャプション/山本 梓)






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