能登のいま
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- 5 日前
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2026年も、カーネーションズをどうぞよろしくお願いします。
能登半島地震から2年が経ちました。依然、能登には仮設住宅での生活を余儀なくされている方や、心身の健康に不安を抱えている方がいらっしゃいます。
一方で、高市早苗総理のSNSによる新年の挨拶では、能登半島地震に触れ「被災前の活気ある街並みを取り戻すため、政府一丸となって復旧・復興を全力で進めていく」というメッセージが発信されました。
昨年12月には、佐々木朗希投手が珠洲市で野球教室を開催し、能登の子どもたち約190名と交流し、笑顔が広がった様子が伝えられています。
このように現地に希望を届けること諦めず、カーネーションズも活動を通じて、2026年も支援を続けてまいります。
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昨年開催いたしました「能登の会」では、多くの皆さまにご参加・ご協力いただき、心より御礼申し上げます。
能登の会では、日本が誇る漆芸家・瀬戸國勝先生のお話や実際に作品に触れ、ご参加の皆さまと能登を想うひとときとなりました。学びも多く、私たちにとっても大切な時間となりました。
その後、瀬戸國勝先生とのご縁をいただいた臨床心理士・黒川由紀子先生が、能登を訪問され、現地の様子を伝えてくださいました。
黒川先生が瀬戸先生とともに訪ねた、能登の魅力的な場所、“能登のいま”を皆様へご紹介をさせてください。
「湯宿さか本」で特別な体験を

奥能登珠洲市にある「湯宿さか本」では、自然に囲まれた静謐な環境に身を浸すことができました。余分なものがそぎ落とされた空間で、いろりと薪ストーブだけで暖をとります。地元の魚や食材を活かしたお料理が、心とからだに染み入りました。

この場所には良質な鉱泉の水源があったことから、湯治場に。こんこんと湧き出る鉱水は、飲んでも美味!とのこと。

エアコンもテレビもない、奥能登の自然を心身で感じられる特別なお宿。凛とした空気、心地いい緊張感を感じられる場所と、黒川先生は言います。

薪ストーブで炎を見つめている時間も、特別な時間。なお、「さか本」で提供される漆塗りの器は、瀬戸國勝さんによるものです。
※「湯宿さか本」は1〜2月はお休みとなっています。
曲物木地師の仕事を目の前で

輪島塗には「輪島六職」という言葉があります。椀木地、指物木地、曲物木地、塗師(ぬし)、蒔絵(まきえ)、沈金(ちんきん)と、それぞれの技を極めた職人の手から手へ、次々と渡って完成に至る輪島の分業制度のこと。それぞれの高度な技術が幾重にも重なり生み出される工芸品、それが輪島塗なのです。
黒川先生が瀬戸先生と訪ねたのは、輪島塗の木地をつくる曲物木地師の蔵田満さんの工房。
ここでは、丸盆や弁当箱などの丸い形をした輪島塗の土台を作っていらっしゃいます。木の香りが満ちる空間の中、丁寧で繊細な手仕事を拝見しました。他の追随を許さない技術で、漆器づくりを支えておられる姿に接し、漆芸がチームプレイで成立していることを実感しました。
いずれも、蔵田満さんの作品。薄く加工した板を丸く成形した後、つなぎ目や木地の表面をカンナで削りながら整えていく。板を薄く加工するまでにも、3年はかかるのだとか。
能登はいま
美しくも厳しい冬の風を感じる奥能登の風景。風景の中には、更地になった場所もあります。
これらのお写真のほかにも、以下のような場所を訪れたことを教えてくださいました。黒川先生のコメントをご紹介します。
周りの建物が全て火事で焼けたなか、奇跡的に延焼をまぬがれた瀬戸國勝先生のギャラリー「QUAI(クヮイ)」を訪れました。水害の影響もあり、現在は閉鎖しておられますが、事前にご連絡をしてタイミングが合えば、ご案内いただけるそうです。
輪島塗の体験や漆職人との触れ合いができる輪島工房長屋。職人工房・漆芸工房・にぎわい工房と続いています。瀬戸先生は、現在こちらの仮工房にて制作を続けておられます。「作品をつくれることが一番」とおっしゃり、日々静かに制作に励んでおられます。
滞在時、瀬戸先生は、年明けに行われた大阪・阪急うめだ本店での展示会の準備を進めておられました。
ねぶた温泉は、瀬戸先生お薦めの温泉です。今回は残念ながら外から拝見しただけですが、先生は寒さ厳しい冬場によく日帰りでいらっしゃるそうです。とろっとした泉質で心底温まるとのこと。現在、輪島で泊まるところが限られているなか、こちらには宿泊することができます。
黒川先生のコメントは、こう締めくくられていました。
「能登はまだまだ復興半ばですが、今回うかがうことができて、瀬戸ご夫妻をはじめ、皆様が頑張っておられる様子に接し、励まされました。復興が進むことを祈っております。
皆様もぜひ能登にいらしてください」
おわりに
黒川由紀子先生がカーネーションズのために、特別に共有してくださった写真とコメントをお届けしました。
能登のいまを感じていただけましたら幸いです。
今後も、カーネーションズは能登に気持ちを向け続けたいと思います。そして、私たちはもちろんですが、どうか皆様も機会を見つけて能登を訪ねていただくきっかけとなりましたら幸いです。
▼黒川由紀子先生にご紹介いただいた場所
湯宿さか本
瀬戸國勝先生のギャラリー「QUAI(クヮイ)」
蔵田木工所(曲物木地師の蔵田満さんの工房)
輪島工房長屋
ねぶた温泉
















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