2021年 11月

紹介:ヘアドネーション書籍『31センチの約束』

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「現地の声」では、小児科医・水谷修紀先生のインタビュー記事を掲載しています。
合わせてカーネーションズより、一冊の本を紹介させてください。

病気や事故などで髪の毛を失ってしまった子どもたちの心を支えて、笑顔を取り戻してもらおうという活動「ヘアドネーション」。髪を長く伸ばし(31センチ以上、が基準とされています)、その髪を使って子どもたちへ「かつら」をプレゼントする運動のことです。
このヘアドネーションをテーマにした物語が、『31センチの約束』。

白血病になった小学4年生のゆいと、ゆいのために自分ができることをがんばる同級生のサラ。2人の友情物語を読み進めていくと、病気で苦しむ子とその周りの家族や友人たちのリアルな心情が見えてきます。
本の最後には、がんのことや、実際にヘアドネーションをする小学生の体験記も収録されています。カーネーションズの合言葉でもある「まずは知ることから」。小児がんを知り、ヘアドネーションを知ることができる本です。

ぜひ手にとっていただきたいです。

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『31センチの約束』
 文 嘉悦 洋
 絵 ながん
企画 ライオンズクラブ国際協力337A 地区 2R5Z ヘアドネーションプロジェクト委員会

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※この本をご紹介したい理由のひとつに、カーネーションズ協力者のひとり・Y(この記事を書いています)の体験があります。
Yは、これまで髪を伸ばしたといってもせいぜい肩につくくらい。もちろん31センチも伸ばしたことがありません。
3年前の秋、大切な友人から乳がんであると告白され、考えが変わりました。
この本の主人公・サラと同じように、友人のためになにかできることはないかと考えたのです。

調べた結果、ヘアドネーションを知り、3年かかって髪を伸ばしました。長く髪を伸ばしたことがなかったので、「髪が伸びたねえ」と家族や友人に言われるのがなんだか気恥ずかしく……。その度に「ヘアドネーションに参加している」と答えていたのですが、かえって髪を伸ばし続ける決意にもつながったような気がします。
髪を伸ばし続けると言っても、特別なことはありません。だんだんと伸びていくのでドライヤーも苦にはならなかったですし、カラーやパーマもできますし(極度のダメージはNG)、簡単なヘアアレンジを楽しんだりもしました。何より、髪をさっとまとめられるので、長い髪が邪魔だと感じることはありませんでした。

 

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いよいよ髪を切る、となったときも行きつけの店の美容師にヘアドネーションをしたい旨を伝えると、対応をしてくれました(髪をしばるヘアゴムや髪を入れるビニール袋は持参)。ヘアドネーションに賛同しているサロンもありますが、行きつけの美容室でも十分に対応してもらえると思います(事前に確認が必要)。
その髪は、小児がんで髪を失った子どもたちへアドネーションの髪を使ったかつらをプレゼントしているという仙台の団体へ送りました。

その経験をした後に『31センチの約束』と出合い、カーネーションズのこのコーナーで紹介をさせてもらうことになりました。
少しでも参考になりましたら、幸いです。