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2023年 8

相馬市・玉野地区との縁

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2011年東日本大震災以降、カーネーションズは福島県相馬市のみなさんと交流を続けてきました。
相馬市のその中でも山岳地帯に位置する玉野地区では、たくさんの方々と出会い、たくさんの思い出があります。

震災から12年となった2023年、この玉野から新たなニュースが入ってきました。
この新たな取り組みのご紹介とともに、今回はカーネーションズと玉野の交流のこれまでをふりかえらせてください。

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福島県相馬市玉野地区とは、高原に位置する山間のエリア。伊達市と丸森町に囲まれています。
震災当時は、玉野地区の立地条件もあり、最後まで支援が届かないという問題がありました。

 

2012年の春、初めて玉野地区を訪れました。
地元の方のご案内で、初めてつなぎを着て、籠を背負い山に入って山菜採りをしました。タラの芽、こぶし、わらび、蕗の薹とそれはそれは様々な山菜を取り、丘の上の“即席青空天ぷら屋さん”で皆で食べました。この味はいまでも忘れることができません……。

 

震災で困っている方々を少しでも元気づけたい! と意気込んでいましたが、結果わたしたちが玉野の方々に元気をいただき帰って来ました。

 

それからは毎月のように相馬市や玉野地区に通い、2013年11月には、玉野小学校の校庭に芝桜を植える、植樹式を行いました。
玉野には震災当初から放射能の影響があり、子どもたちが少しでも安心して遊べる校庭に戻すために、芝桜を植え変えることにしました。カーネーションズは、この芝桜をプレゼントしました。

活動報告「2013 福島県 植栽」へ

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しかしながら、2017年3月、お世話になった玉野小学校をはじめ、幼稚園、中学校が合わせて閉校することになりました。

閉校式にはカーネーションズ3名ともお招きに預かり、これまでの思い出をお話しする機会を頂きました。

玉野小学校の、学校としての最後の姿を見届けました。

 

そして、2019年4月。玉野小学校に新たな動きが生まれます。

相馬市が旧玉野小学校校舎の利活用事業者を公募しはじめたのです。

このニュースは、2023年2月に玉野を訪れ、地域の方々に再会した際に教えて頂きました。

 

玉野地区でもこのニュースでさまざまな議論がなされているようでした。

現地の声「13年めのふくしま」へ

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そして、2023年6月。相馬市の小泉さんから一報を頂きました。

「福島県相馬市でウイスキー造りへ 市と2社が連携協定 旧玉野小でトウモロコシ材料に」

福島民友新聞 2023年7月1日号より
 

旧玉野小学校の跡地でウィスキー醸造所をつくり、原材料として、トウモロコシも同地区内での栽培をはじめるそうです。相馬市長とともに、正式な記者発表も行われ、3年後の商品化を目指して、動きが始まっています。
ウィスキーメディアBARRELより

 

これからも玉野地区をはじめ、相馬市の方々の気持ちとともにある、カーネーションズでありたいと思っています。

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