株式会社サガシキ・Uさんの声 第1回
- 13 分前
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「どうやったらできるのか」から生まれた災害支援
株式会社サガシキ・Uさん
株式会社サガシキで、段ボール製品やパッケージなどの営業に携わるUさん。コロナ禍をきっかけに、ダンボール製ベッドやパーテーションなどの防災製品を手がけるようになりました。災害支援を始めたきっかけと、ものづくりに込める思いを聞きました。
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創業81年の歴史、段ボールを使った災害支援のはじまり
株式会社サガシキは、1945年に佐賀市で創業しました。当時は家庭用のマッチ箱や、国鉄時代の貨物列車につけられていた物資の行き先などを記した「車票」をつくっていたと聞いています。
人やものを支える「箱」や「紙」と長く向き合ってきたことが、現在のものづくりにもつながっています。
創業81年を経た現在は、お菓子の小さな箱からギフト用の箱といったパッケージ、発送・輸送用に使われる段ボールを製造しています。これらはすべて社内で設計・企画から製造、販売までを行っています。
弊社が災害支援としての製品を製造するきっかけは、2020年のコロナ感染拡大のとき。全国的にですが、佐賀県内でもマスクやフェイスシールドなどが不足し、医療機関の状況も深刻化していました。
そんなとき、佐賀大学医学部付属病院から「弊社の素材を使って、マスクやフェイスシールドを作れないか」という依頼がありました。その緊急性を社員が認識し、すぐに枝吉社長へ提案、1週間から10日という期間でサンプルの提出から製造・納品までを実現しました。
お伝えしています通り、我々はあくまでもパッケージや段ボールをつくる会社です。防災や災害支援については専門領域ではありません。そして、ものをつくれたとしても大量生産ができないと意味がない。設計から生産、営業がチーム一丸となって、現状に対して「とにかくやろう!」という意識が、この製品開発に向かわせたのだと思います。
普段の仕事で培ってきた技術や設備、そして社員一人ひとりの経験を、目の前で困っている人のためにどう使えるのか。そういった想いが、その後の防災製品の開発へとつながっていきました。

現場の切実な声から、スピーディなものづくり
その後、この医療用フェイスシールドが新聞やテレビなどで紹介されるようになりました。その知らせを目にした、佐賀県武雄市役所の防災担当の方からこのような問い合わせをいただきました。
「コロナ禍によって避難するのが怖いという意識が市民に生まれてしまい、実際に水害や災害が起こったとき、避難が進まないという課題があります。サガシキさんの製品で、ダンボール製ベッドや間仕切り(パーテーション)はありませんか?」
武雄市は水害が多いエリアで、ご担当者の防災の知識や意識も高いんですよね。避難所に避難しないということは命にも関わると、大変真剣なご様子でした。
避難所にベッドやパーテーションを設置することは、コロナの感染を予防することはもちろん、プライバシーを確保することで、避難する人の安心にもつながります。災害時に「避難する」という選択肢を持ってもらうためにも、避難所の環境を整えることが大切なのだと感じました。
武雄市の担当者からは、パーテーションは避難所での飛沫感染予防の観点から一人あたり2メートル四方のスペースを確保し、プライバシー保護の観点から高さ180センチという要望がありました。それに合わせ、ダンボール製ベッドと同時に約1週間で開発し、第一弾として避難所運営で組み立てやすい形で提供しました。
「できません」と言いたくないんです。やれるのか、よりも「どうやったらできるのか」を話し合う。そういった意識が、製造現場をはじめとした社員皆にもあるのかなと思います。

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第2回につづく
▼サガシキによるダンボール製パーテーション「ハコデルーム」の開発秘話は、こちらでもご覧いただけます




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